教員kわはらです。
私は1年生の灸実技を担当しています。
灸の基本となる、モグサを米粒大にまとめる(捻る)作業が上達してくると、
次は、火をつける段階に進みます。
モグサを米粒大に、単にまとめるだけでなく、できるだけ、ふわっとかる~いモグサを作れるように練習してもらいます。
そうでないと、火をつけた時に、あっつーい灸になってしまうからです。
逆に言うと、ふわっとかる~いモグサは、火をつけて燃やし切っても熱感がマイルドなんです。
そこで、自分たちの作ったモグサが、火をつけるとどれくらいの温度になるのか、測定してみました。
まず、室温、というか、この時点でのセンサー部分の温度は約26度、です。
そして、センサー部分に置いたモグサに点火します。
さてさて~、、、、おっと!!
このモグサは、58度近くまで上がりましたね。
実は、この写真はまだ火がついて燃えている途中なので、この後、70度近くまで上がりました。
そんなに熱いの??
いえ、そんなことはありません。
できる限りふわっと作ってみましょう!と頑張ると、
お、40度台。
そうなんです。がんばれば、50度未満で収まります。
それでも熱いと思われるかも知れませんが、適切な、灸を欲しているツボに灸をすると、とても気持ち良い感覚が得られます。それでも熱すぎると火傷になりますから、できるだけふわっとした、温度が低めのモグサを作るように心掛けるわけです。
毎回安定して、40度後半~50度前半くらいの温度のモグサを作れるようにこれからもがんばって練習してもらいます。