柔道修行の目的
柔道とは、心身の力を最も有効に使用する道である。
その修業は攻撃防御の練習によって、身体精神を鍛練修養し、
斯道の神髄を体得することである。
そうして是によって己を完成し、世を補益するのが柔道修行の究竟の目的である。
柔道は望ましい人間形成を目指したもので、「術」はあくまで手段であり、
「道」を極めることが本体であるとした。
これを「精力善用」「自他共栄」という言葉で表現した。
「精力善用」:自己の精力を及ぶ限り大なる効力を世に顕すことであり、更には広く世の為に尽くすこと
「自他共栄」:人間は単独・孤立しては人生を送ることはできない。我々は人間関係を把握して多数の人と話し合い助けながら共同の目的を達成すること
特に履正社では、「相手を感じる」というところに重点を置いて
指導しています。
柔道整復師として大切なポイントだと思います。