テニス専攻※テニス専攻は2023年度より学生募集をいたしません。
教員インタビュー

久留 広平 先生
1993年、大阪府生まれ。長尾高校から摂南大学法学部に入学。その後、テニスの道を志しテニスコーチ派遣会社で4年間勤務。2018年、指導者資格を取得するために本校に入学し、卒業後の2020年より教員を務める
- テニス・ソフトテニスコース テニス専攻教員
時代が求める
指導者に。
- テニスの教員をめざそうと思ったきっかけは何ですか?
- 「20代の頃、テニススクールのコーチをしていた時、レッスン中にお客さんが心臓の病気で倒れたことがありました。その時に自分はどういう応急処置をすれば良いかもわからず、体の知識も何もないことに気づいて、これではいけないと思ったのがきっかけです。専門学校でコーチングの資格を取り、身体の仕組みもきちんと理解した指導者になりたいと思いました。今はそういう指導者を育成していきたいと思っています」
- 専門学校ではどんなことが学べますか。
- 「解剖学や生理学、トレーニングの理論、コーチング法など、テニスに関わる様々なことを学べます。骨や筋肉など、身体の仕組みは覚えることもたくさんあるのですが、慣れてくるとちゃんと全てがつながっていることが理解できます。自分がこれまで感覚で『このスイングが良いなあ』と思っていたようなことが、解剖学の知識で裏付けられたりして、面白いです」
専門的に学ぶから、
指導の深さが違う。
- テニスの指導において、身体の知識や指導者の資格はなぜ重要ですか?
- 「テニスは速い動作の中で筋肉と関節が動くスポーツですが、たとえば『バシッと打って』とか『グッと引いて』などの抽象的なアドバイスだけで指導を行うのと、『ここの筋肉と関節はこういう特性を持っているから、この時点でこのくらいの準備ができていないといけない』というように論理的に説明するのとでは、指導の深さが違ってくるのです。今は動画サイトでたくさんの知識を得られる時代だからこそ、指導を受ける側はより専門的な指導を求めていますし、指導する側もきちんとしたライセンスを持っていなければいけないと思います」
- 教員として仕事にやりがいを感じるのはどんなところですか?
- 「朝から放課後まで学生と長い時間をかけて関わる中で、最初はできなかったことができるようになったり、社会人になるための心構えができていったり、そういうことに一緒に取り組んでいけることが楽しいです。履正社はテニスコーチやトレーナーになりたい学生が多いですが、しっかり勉強して専門知識とライセンスを取れば、ずっと好きなテニスに携わって生きていくことができる。そういう夢を与えられる場所だと思うからこそ、やりがいを感じています」
先輩VOICE

阪下 真一 さん長尾谷高等学校 出身
インドアテニススクールロングウッド奈良 勤務
私の勤務するテニススクールは、子どもから大人まで幅広い会員様が来られます。年齢や経験により指導方法や練習内容も変わるので、履正社で学んだテニスのコーチング法や指導法といった授業が、いま本当に役立っています。レッスン修了後、笑顔で帰られる会員様を見ていると本当にやりがいを感じます。

土橋 祥平 さん滋賀県立堅田高等学校 出身
ノア・インドアステージ(株) 勤務
勤務している会社は、20校あまりのテニススクールを展開し、テニスのコーチ派遣やイベントを手掛ています。コーチとして、お客様にテニスの技術と楽しさを伝えるのが仕事。履正社で学んだ仲間同士のつながりの大切さ、奥深い技術は、私の基礎となっています。目標はいつか事業所の支配人になって自分の色を出した運営をしてみたいですね。

佐藤 万峰 さん聖霊高等学校 出身
ルーセントテニスクラブ奈良 勤務
ソフトテニスボール「アカエム」など、各種スポーツ用品メーカーの株式会社ルーセントが運営する「ルーセントテニスクラブ奈良」で、テニス指導を行いながら選手として試合に出場。学校で身につけた球出しの技術、実習で学んださまざまなレッスン方法は指導の中で役立っています。たくさんの方にテニスの楽しさを感じていただくのが私の目標です。

近藤 瑛 さん長尾谷高等学校 出身
柳生園テニスクラブ 勤務
ジュニアから大人の方まで、テニスを指導しています。幅広い年齢の方を指導していますが、履正社のテニススクール実習で、経験を通して世代ごとの指導のコツをつかむことができたのが、今の仕事に役立っていると実感しています。いつかは、自分のスクールを経営したいと思っています。

田中 碧 さん大阪府立枚方なぎさ高等学校 出身
ミカサ商事株式会社 勤務
電子部品の専門商社、ミカサ商事株式会社に勤務しています。実習現場で身につけたコミュニケーション能力や、合宿や試合などで身につけた忍耐力は、社会人として、今の私の土台になっています。会社では、第二営業部で、基本的に総務の仕事を担当しています。仕事を通じて自ら成長することで、会社や社会に貢献できればと思っています。