Tennis Soft Tennis Course
箕面キャンパス
テニス・ソフトテニスコース(テニス専攻)
ブログ
2021.02.16
「教えすぎない」指導について
こんにちは、教員の久留です!
今日は、先日の実技授業中に感じたことを書きたいと思います。
練習中に選手のプレー中の「動き」に
気になったポイントがあったので、改善するように声をかけました。
この時に1から10まで全てを教えて理解させようとすると
一時的にできるようになったとしても時間が経つと頭から抜け落ち、
また動きが元に戻ってしまうことがあります。
自分で考えて、悩んで試行錯誤して身に付けたものではないからです。
ここで「教えすぎない」ことによって、自分で考える力を身に付けさせることが、
「技術」だけでなく、その選手の「競技力」を育てることに結び付くのですが、
しっかりと「教える』ことがその選手の「技術」を効率的に伸ばすことも事実です。
根本の「技術」ができていないと、自分で考えても「動き」をコントロールすることが
できなくなってしまうので、難しいところだと思います。
ここでどうバランスを取るかが、指導者としての「センス」が問われるところです。
いつも自分が指導するときは、それぞれ選手の個性や環境によって
このバランスも変わってくるので、自分の「直感」に頼って指導をしています。
この「直感」が冴えるための「感性」を磨くために、まだまだ学び続けなければいけないし、
受け持つ生徒達にもたくさんの経験をさせてあげなければならないと思っています。