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日常生活(ブログ)

理学療法学科

実り多き臨床実習 に必要なことは

こんにちは、教員Kです。

先日、4年次臨床実習中の2施設を訪問し2名の実習生と話をしてきました。

学生より、「実習は学校で学んできた知識や技術が臨床で活かせれるから楽しく感じる部分と、その知識や技術を患者の状態に合わせて応用するのがとても難しく困惑する部分がある」と、報告されました。

よくよく話をしていくと、この応用の為に少ない睡眠時間を更に割いて多くの文献を読んで考えていくのが一番大変なようでした。

計画性(優先順位を考える)を持って実習に臨むことが困難なので、日々の提出物作成に長時間を費やし、時には何日も徹夜をしている。

その為、睡眠不足(脳も身体も疲労困憊)のまま翌日の臨床実習に臨むので、正確な判断も出来ず実習進行が更に困難となっていました。

しかし、こんなにも頑張っているはずの学生の姿は、実習自体を攻略するために努力しているようにも映りました。

そこで以下の確認を学生に促しました。

・臨床実習を受ける意義は何ですか?

・自分が目指す理学療法士の専門性は何ですか?

・臨床実習では何を優先すべきですか?

・患者は、何を、どの時期に、どのくらい必要としていますか?

・自分が患者に提供していくことの優先順位を考えていますか?

以上の最低限必要である事を念頭に置き実習に臨めれば、成功体験からも失敗体験からも多くを学べて、実り多き実習になると感じました。

私たち医療従事者である理学療法士には、どんな時に於いても患者優先で当事者意識を持ち対応する事が必須であると指導し、今後の成長に期待して実習施設を後にしました。

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