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日常生活(ブログ)

理学療法学科

「掃除」

皆さん、こんにちは。残暑がまだまだ厳しいですが、お元気でしょうか?
 先日、本校の学生と一緒に教室の大掃除をしました。私としては恐らく約30年ぶりの教室掃除ということで、非常に懐かしくノスタルジックな思いをしました。
 それよりも、学生たちが真剣に学舎を掃除する姿をみてプチ感動を覚えました。机、椅子や床の拭き掃除は当然のことエアコンのフィルター掃除に至るまで全員で力を合わせてピカピカに仕上がりました。掃除後の教室は、実に気持ちよく胸一杯に深呼吸をしたくなるくらい爽快な気分になりました。
以前、他校で教室を汚す学生を注意した際に「高い学費を支払っているのだから掃除くらい業者がすればいい」と発言する学生を目の当たりにしたことがあり、対照的な本校学生の姿をみていると素直に嬉しく目を細めました。

掃除にまつわる話を1つさせて頂きます。大学時代、私は野球部の寮で生活していました。3年生から4年生に進級する時にそれまでのコーチが監督に就任されました。就任するや否やマネージャーの私を呼び出し「寮が汚い。住処が汚くて野球で勝てるわけない。全員で寮をキレイにしていたら大学日本一になれる」と厳しく叱責されました。
 当時私は「掃除で?そんな訳ないやん」と思ったのですが、その言葉とおり玄関、廊下、トイレなどピカピカに掃除していると本当に大学日本一になりました。我々に不足していたのは、野球の技能ではなく、自身を律する気持ちやチームワークだったように感じます。自身がしなくても誰かがすればいいという考え方では確かに勝てなかったと感じます。
本校の学生は私が指導しなくても、協力し合って進んで掃除をしてくれる学生たちです。残念ながらここ数年間、医療を志す学生と接していると必ずしもそのような学生ばかりでないと感じています。微力ながら、なんとか彼ら彼女らの能力を伸ばして、信頼される理学療法士に成長するお手伝いをしなければならない。使命感に燃える今日この頃です。

ひろしくん2号

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