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日常生活(ブログ)

理学療法学科

「高校野球」

皆さん、こんにちは。梅雨本番を迎えましたが、体調など崩されてないですか?ジメジメした季節は嫌ですが、少しずつ1日の日照時間が長くなってきたように感じます。
昨年まで東京で臨床に携わっていたのですが、ちょうど今くらいが高校野球夏の甲子園予選ベンチ入りメンバーが決まる頃で、特に高校3年生はメンバーに入ろうと必死になって治療依頼が増加し、練習終了後の夜9時頃から坊主頭の高校球児が傘をさしながら来院してくるのを想い出します。まだ中学生の様なあどけなさが残る1年生時代から約2年半の集大成が問われる節目でもあり、私にとっては「もうすぐ(高校野球を)引退するのだな・・・」と感慨深い時期でもあります。
大阪に戻った今年からは、大学時代の同期が監督を務める岡山県の高校を診させて頂いています。私の高校時代は「甲子園」とは無縁でしたが、治療という仕事を通じて「目の前の高校球児が甲子園に出場すること」が自然と私の目標になってきました。

高校球児にとって甲子園は聖地であり、神様が宿っていらっしゃるかのような不思議な力を与えてくれる場所で、ドラマチックな試合が多く展開されます。と同時に、厳しい現実を突きつけられる場所でもあります。高校1年からレギュラーとして甲子園の土を踏んでいた選手が怪我をして最後の夏にメンバーに入れなかったり、仮に出場できても怪我が原因でまったく本来の力が出し切れなかったり・・・。努力が報われることなく涙を飲む高校球児を目の当たりにし、私自身の無力さを度々痛感することもありました。しかし、この悔しさが治療者として成長させてくれていると信じています。
不慮な事故での怪我は回避困難かもしれませんが、多くの場合オーバーユース(過度な疲労による障害)やスキル(技術)の未熟さによる怪我に関しては、スポーツ医学を駆使して高い確率で回避できると考えています。そのために、スポーツ医学は存在すると信じています。
皆さんも4年間の学生生活で山あり谷あり、様々な辛いことがあると思います。当然、皆さんがお会いする対象者の方々も様々な思いや個々の経緯を経て受傷されるわけで・・・。その思いに応え、治療する側の自己満足に終わることなくお互いが納得のいく結果が出せるような理学療法士になれるよう日々頑張っていきましょう。

ひろしくん2号

追伸
本校では6月26日(日曜日)10:00から16:00まで、「履正社スペシャルオープンキャンパス」を開催します。
講演会、学科説明、体験授業など企画しています。是非、十三校舎までお越しください。

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