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日常生活(ブログ)

理学療法学科

「第1回履正社メディカル・スポ-ツ塾」

皆さん、はじめまして平成23年1月に入職しましたTです。
今回は、さる1月23日(日)に本校で開催された「第1回履正社メディカル・スポ-ツ塾」について報告します。

当日は、阪神タイガースから木戸ヘッドコーチ、片岡打撃コーチといったコーチの方々、さらに球団本部、編成部、トレーナーの方々といったプロ野球に携わる幅広い領域の方々を招いて、最新の情報を交えながら「スポーツ・マネージメント」という題目で講演と質疑応答という二部構成で開催しました。

黒田球団本部シニアアドバイザーから「真の強い球団を創る為には地元出身の主力選手が不可欠」とフロントと現場の両方を経験されている黒田さんならではの貴重なお話で講演が始まりました。

猿木元チーフトレーナーからはトレーナー業務の多忙な実情や各球団の微妙な違い、また当日お越し頂いた佐野編成部統括スカウトが現役時代、川崎球場にて外野フェンスに激突して受傷された頭部外傷事故の詳細など現場でしか感じられない事を丁寧にお話し頂きました。

片岡コーチは「打撃は6割以上失敗するという非常に難しいもの。高校時代、朝5時台に掃除した事から無心で打撃することの重要性に気付きました。邪念を払うこと、そして自主的に素振りを繰り返し行い、準備を怠らないこと・・・」打撃の極意ともいえる貴重な話を頂きました。

また、木戸ヘッドコーチからは「時間と礼儀を重んじることは誰にでもできる。この事は野球以外でも絶対に役に立つ。そして、何でもいいから自分で決めた事を止めずに継続して下さい。必ず人生いいことがありますから」と厳しい野球人生を通じて培われた熱いメッセージを頂きました。

その後の質疑応答では、「実際プロのスカウトはどの点を重視してみますか?」という質問に佐野編成部統括スカウトから企業秘密すれすれ(笑)の情報を教えて頂くなど盛りだくさんの内容で、あっという間の2時間でした。当日は600人を超える方々が来場され、在校生はじめ少年野球の指導者や小・中学生達の目は一様にキラキラと輝いていました。

実は片岡コーチとはご縁があり、同じ大学の野球部に在籍し2年間寮生活も共にしました。
片岡コーチは大学1年目からレギュラーとなり、3年生では大学日本一の主力選手として活躍されました。また4年生ではキャプテンとしてチームを引っ張り、リーグ通産100安打も達成されました。その後、プロ野球入団以降のご活躍はご周知の通りと思います。

今回、私から在校生やこれから理学療法士を目指そうと考えている皆さんにお話したい事は、どんな世界でも才能プラス努力が不可欠ということです。

片岡コーチは大学時代日々グラウンドで土まみれになり、一球一球気持ちを込めてバッティングしていました。
私は卒業後大学時代のコーチと連絡を取り合っていましたが、そのコーチ曰く「選手みんなが片岡キャプテンの背中を見て必死について行っている」と練習に対する真摯な姿勢を強調していました。
何十年も大学野球を見てこられ、数多くの名選手を指導されたコーチが日々の練習姿勢を称えた選手はほんの数人です。
その数人は皆プロ野球やオリンピックで活躍したり、高校野球のよき指導者になったり、それぞれの道で結果を残しています。
結果を残すという事は名声をあげるという事ではなく、途中であきらめないで成し遂げるという事です。

才能も当然重要ですが、野球界も医学医療界も、日々の努力が必要ですね・・・。

なにか初ブログから重たい話になりましたね・・・(笑)。
片岡コーチと再会して大学時代のことを想い出し、ふとそんなことを考えました。

あきらめずに、まず理学療法士になりましょう。

でも、努力しても結果が伴わない時・・・、また努力する気力がない時・・・。
焦らず焦らず・・・、休憩しながら・・・。

あきらめずに自ら目指す道に進みましょう。

焦らずお互いゆっくりと・・・ゆっくりと・・・。

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