4月に入り、新年度がスタートして約3週間、新型コロナウイルス感染症もやや落ち着き、徐々に対面における研修等が開始されています。理学療法学科には、医療・福祉・スポーツ・保健の4つのゼミがあります。机上の勉強というよりは、実験や研究を行ったり、現場で活動したりする、学生主導の授業です。この授業は、特に教員と学生の距離が近く、様々な意見を交換できる機会です。

　福祉ゼミでは、4月20日、インテックス大阪において開催された、バリアフリー2023に参加してきました。慢性期医療展や、介護と医療の食、認知症対策、病院・施設設備、介護ロボットゾーンと様々な内容が開催されていました。介護用品を扱っている会社等が、トイレやベッド、歩行補助具等生活に密着した用具を紹介していました。

　理学療法士として、今後働いていくためには、医療分野のみでなく、福祉、保健分野の知識が必要であり、心身機能や動作機能面ではなく、環境面についても視野を広げて考えていかなければなりません。そのためには、実際に見て、触って、経験することが大切です。この経験をもとに広い視野で対象者や御家族の様々な困難に対して、対応できるようにしてほしいと思います。