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日常生活(ブログ)

理学療法学科

練習の意味

2年生は見学実習が約2か月後に迫っています。

 見学実習は、実際の臨床現場(病院や施設など)に赴き、

実際の患者様を通して、理学療法に関することを主に見学にて勉強・体験する場です。

 

この見学実習で、下記の検査を体験する可能性があるために、

実技試験が間もなく実施されます。

 実技試験の内容として、患者さんの関節可動域測定があります。

その他にも、血圧測定や形態測定(腕や脚の長さや太さを計測)、

徒手筋力テスト(筋力がどの程度あるか)などがあります。

関節可動域測定は、対象者の関節がどの程度動くかを

角度計という道具を用いて、角度を測定します。

ヒトには関節がたくさんあり、また関節各々に動く方向が決まっていて、

何処の関節が、どの運動方向に、どの程度動くかを測定します。

この検査は実際に理学療法士が検査として行う頻度が高いものです。

写真①は、肩関節がどの程度挙がる(専門用語で屈曲)かを測定しています。

写真②は、股関節がどの程度開く(専門用語で外転)かを測定しています。

検査を体験する可能性があるということは、確実に実行できなければなりません。

それがきちんと実行できるかを実技試験でみます。

ただ、実技試験でできても、それを実際の患者さんに行うということは、

普段にも増して緊張してしまいます。その緊張下でも行えるように、練習を積む必要があります。

そうすることにより、よりスムーズに患者様に負担をかけることなく行えるようになります。

今はもしかしたら実技試験のための練習になっているかもしれませんが、

実習中に患者様に対して行うための練習に発展してもらいたいものです。

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