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日常生活(ブログ)

理学療法学科

急性期病院で働く理学療法士ってどんな方を相手にするの?

 理学療法士が対象となる疾患を捉える際に、

「急性期」「回復期」「維持期」というカテゴリーを使います。

「急性期」とは、病気の発症直後から数週間の時期を指します。

この時期は病気の発症により、急激に症状が現れ不健康な状態となります。

つまり容態が安定しておらず、高度の医療的な介入が必要な時期です。

理学療法士は身体の機能を回復させ、日常生活を元の通りに過ごせるように介入していきますが、

それは「急性期」からその取り組みはスタートしています。

 例えば、【脳出血】という病気をご存じでしょうか?

脳の中にある血管が破裂することで、脳への血流が途絶えたり、

出血した血により周囲を圧迫しさまざまな症状が出てしまう病気です。

そして、脳へ影響するため、手足が動かなくなったり、感覚が感じなくなったり、

その後の日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。

【脳出血】の急性期は、頭痛、嘔吐、意識障害、血圧変動などいろいろな症状が出現し、

命に関わる状況が起こります。これらの症状に対して専門的な治療を行う時期になります。

一方で、その後状態が回復し、身体の機能が改善していく時期に向けて、

【必要以上に筋肉が落ちないように】

【関節が固くならないように】

【動けるようになった時の基礎的な体力を維持する】

ために、この急性期から理学療法士は関わっていきます。

もちろん、負荷をかけすぎることにより状態を悪化させないように、

この時期の病気の知識、リスクを管理する能力が求められます。

そして、この時期の理学療法士の関わりがその後のリハビリに大きな影響を与えていきます。

より詳しい話を聞きたい方は、ぜひ本校のオープンキャンパスにお越しください!!

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