3月19日に、本校にて令和4年度臨床実習指導者会議が開催されました。
今会議の開催は、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置中であったため、
ZOOMを用いたオンライン形式での実施となりました。
ご多忙な時期にも関わらず、41施設41名の先生方に参加して頂きました。
会議では、学校長挨拶にて昨年の本校および本学科の状況やその取り組み、
学校法人履正社が創立100周年を迎え今後の新校舎建設など更なる発展について報告されました。
次いで本学生の修学経過報告として、
令和3年度の4年生(14期生)の臨床実習報告と就職状況報告を行い、
その後に令和4年度の4年生になる15期生の学習状況をお伝えしました。
学年担当より、各年度や昼間部・夜間部などコースの違いにて、
学生の特性が違っている為、今後もよりよい臨床実習を実施できるように詳細な報告となりました。
更に、ZOOMにて施設ごとに部屋分けして、
施設の実習指導者とご指導いただく学生との面談を行い、開始時より円滑な実習となるように
コミュニケーションをとらせていただきました。
残念ながら、6月からの2期目の臨床実習に於いてはコロナの影響にて実習施設が不足し
学生全員の施設検討が出来ずに、今回は4月からの1期目の実習施設の先生のみの面談となりました。
実習説明では、この15期生が旧カリキュラム最後の年代となるため
実習の指導方法は2択となります。
1つは、従来からの患者を担当し評価・治療を行い状態の変化から学んでいく手法と、
次年度からの診療参加型として理学療法プロセスに必要な項目の習得に合わせて学んでいく手法です。
後者は、患者を担当せずに指導者の理学療法を見て学び、
次いで共に理学療法に参加して学び、最終的にその項目を監視下のみで単独実施が出来るようにしていきます。
そのため、本校では、指導者1人に対し実習生2名とすることで、
お互いに適切な指導が可能になるものとして推奨しています。
令和2年より、多くの医療施設や福祉施設がコロナにて接触制限が施行されています。
この制限は、緩和されたり強化されたりしながら現状も続いています。
多くの学生の理学療法の習熟に影響し、それは多くの患者・利用者への不利益につながっています。
私たち教員は、少しでも学生の習熟が進むように現状打破の工夫をしています。
今後とも、より多くの施設からのご理解とご支援を望むとともに、
コロナの早期終息を願ってやまない今日この頃でした。