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日常生活(ブログ)

理学療法学科

入学したての1年生はどんなことを勉強しているのか?

入学直後は、これから始まる医学の勉強に心を弾ませている人もいれば、かつて経験をしたことのない医学の勉強に少しばかりの不安を抱えている人もいます。

未知のことへの不安はあって当然です。ここではそれは不思議なことではないのです。

そもそも医学なんてものは分からないことだらけなんですから。

そんな1年生には、まず、これから始まる医学の勉強が理学療法士にとってなぜ必要なのかを中心に授業が展開されます。

例えば、「腕がどうして上がらなくなるのですか?」という質問にどう答えますか。

「力がないからです。」

もちろん正解です。間違ってないです。

「では、なぜ力がないと上がらないのですか?」という質問にどう答えますか。

「・・・・」

と、多くの学生はここで答えが出なくなります。

「腕が上がらない」原因を考えるとき、人の体ってのはそんなに単純明快なものではありません。

筋、、骨、関節、脳、神経、目に見えないエネルギー、エネルギーを運ぶ血管、意識などなど。たくさんの要因が合わさって、「腕が上がる」という正常な動きができています。

ですから、みなさんが普段無意識で当たり前のように行っている生活も体の中では複雑な現象(メカニズム)が折り重なって成り立っています。

1年生はその「複雑な現象は誰がしている?」「複雑な現象はどうやって?」ということを勉強していきます。

皆さん、なぜ歩いているのですか? そして、なぜ歩けているのですか?

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