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日常生活(ブログ)

理学療法学科

2年生の「今」と4年生の「成長」

今回は、学生の「今」と「成長」について書いていきます。

今理学療法学科は後期の終期試験を終え一息ついているところです。

しかし、図書室には勉強に来ている学生がたくさんいます。

その中で、2年生昼間部の宇佐美 優香さんが勉強していたので声をかけてみました。

2年生で早くも国家試験の過去問題を解いて、「解答がなぜそうなっているのか」調べていましたが、勉強方法がよくわからないとのこと。

4年生も図書室にいたので声をかけ、「国家試験勉強についてどのように実施しているか」を話してあげてほしいと依頼し、簡単な相談会が開始されました。

今回、快く引き受けてくれたのは4年生昼間部の中谷駿平君と立溝舞衣さん。

対談形式でお伝えします。

Q.国家試験勉強をどのように実施しているのか。

中谷君

一つの問題の選択肢に対して理由付けを実施することを心掛けていますね。

講義のプリントも復習するにはいいかもしれないが、教科書を熟読することが大切であると思います。

理解を深めるということを目標にしたとき、プリントは要点がわかりやすくまとめてくれているので、表面上の知識となってしまう危険性があると考えます。

機序や基礎的なことは自身が理解するために一つ一つつなげることが重要であると思うので教科書を薦めますね。

立溝さん

中谷君の言うように、一つ一つの理由付けは大切に思い実施しています。

また、疾患学を学習したときに、疾患名や症状の概要を学習するのみでなく少し深く基礎に立ち返るようにしています。

その症状を検査するのであれば何の検査を利用するのか、その症状が出現するということは何を意味するのか、なぜその反応が出るのか、科目を関連させて理解するようにしています。

方法論になりますが、問題を解いて点数を出して終わりには絶対しないことは大切です。

勉強したように感じますが、間違えた箇所の見直しは絶対に必要ですね。

宇佐美さん

理解をすることが重要であり、意味づけの重要性を強く感じることができました。

また、今の勉強方法は教科書で勉強するよりもプリントで実施していました。

教科書で学習しようにも、調べたい内容が何の本に書いてあるのか分からないため時間がかかってしまいます。

立溝さん

確かにたくさん本があって何を選択すればよいか分からないよね。

私は、まず調べたい単語をまずネットで検索し大まかな概要を捉えてから何の科目にあてはまりそうか判断して教科書を選定するかな。

中谷君

確かにイメージを付けた後に教科書を選定したほうが、早いし読んだ方が理解しやすくなることがあるね。

教員

イメージをつけるには確かにいいですよね。中谷君の言うように、最終的に教科書に戻って、理解を促進することは必ず必要ですね。

Q.2年生の頃から心がけておくべきことはあるか。

中谷君

耳が痛いですね。

正直、2年生は目の前の科目で精一杯で国家試験に対して準備することはできていなかったです。

今戻れるなら、国家試験勉強の最初に苦労した、解剖学や生理学をイメージできるようになることかな。

筋の付着部に関しても、体表の部位を合わせてイメージして収縮したらどのような動きになるのかなど、知識を体現するなど様々なことと関連させてイメージする癖をつけておきたかったですね。

立溝さん

私も2年生ではあまり国家試験を意識できていなかったです。

当時は、とにかく暗記をしていましたね。

でも、さっきも言ったように暗記していても科目の関連性や機序がわかっていないと応用が利かず、国家試験勉強にはつながっていないと今実感します。

あと、休息は大切だと思います。

「眠気と戦っているときの勉強は世界一無駄」と感じるぐらい頭に入らなかった経験があります。

そのため、対処法、例えば自宅であれば10分だけ寝るとかも必要だと思います。

全員

「世界一無駄」に笑い。

中谷君

一番は、理由付けの習慣かもしれないね。

Q.教員:少し話はずれるけど、国家試験までの勉強スケジュールをどのように考えているの?今国家試験合格に重要に感じることは?

中谷君

今(1カ月前)に関しては、得点の増加を考えて学習していますね。

国家試験の過去問題や参考書を利用し要点を外さないようにしています。

立溝さん

今は、暗記の時期に入ってきていますね。

傾向を把握し出題傾向があまり変わっていない科目の暗記と、間違った問題を補填しています。

中谷君

国家試験合格に重要なことは、理解することから暗記することに変化してきた今、アウトプットの重要性を感じます。

国家試験対策が始まれば、アウトプットの必要性をよく言われるようになると思うが、その時は「何が?」と思っていました。

しかし、今になると知識の整理にもなるし、伝えるためには理解できていないといけないので自身の抜けが確認できるなど必要に思う。

相手にも役に立ちますしね。

長々となりましたが、簡単な相談会予定が熱のこもった指導場面に。

宇佐美さんは緊張しながらも真剣に聞いており、途中笑ったりもしながら話すことができました。

「今」を大切に今後の学習に活かしてください。

中谷君、立溝さんありがとうございました。

1年生から関与させていただき、「人はここまで成長できるのか!」と成長している姿に驚きました。切磋琢磨しながら、全員で国家試験合格しましょう!!

左:宇佐美さん 右奥:中谷君 右手前:立溝さん

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