こんにちは、副校長の田中です。
理学療法士はスポーツトレーナーだけでなく、2025年の超高齢社会を迎え、
その高齢者の運動器や精神機能訓練指導を担う社会的使命もあります。
その中でまず、“フレイル”とは虚弱、
“サルコペニア”とは筋肉量低下、
そして“メザニンシニア”とは、介護認定を受けている高齢者と
元気な高齢者の間の中間層を言います。
メザニンはその数1500万人ともいわれており、
この方々が介護認定(認定シニア)となるのか、
元気なお年寄り(アクティブシニア)となるのかで、
今後の介護と医療の社会保障に大きな影響を与えるファクターであります。
では誰が、フレイルとサルコペニアを回避し、
メザニンをアクティブに移行させるのか、
運動器と精神領域のリハビリを受け持つ医療国家免許者、
理学療法士、鍼灸師、柔道整復師、なのです。
今回の感染症で、輸送や観光産業、飲食業は大打撃を受けました。
しかし、高齢者が生きがいをもって自分らしく生きたい時代は、
健康寿命の延伸とあわせてその重要性が価値とされ、
それを支援する国家資格や人材はどんな時代になっても絶対に消滅しません。
やりがいを感じる医療国家免許のスポーツトレーナーとの両立で、
時代と社会の要請にこたえていきましょう。