今日は、進路に悩む高校生の皆さんに向けて、「理学療法士」と「トレーナー」の違いを説明したいと思います。
本校に入学してきた学生に、「なぜこの学校選んだのか?」という志望動機を聞くことがあります。
この回答で最も多いのは、「クラブ活動中にケガをしてその時にリハビリをしてもっらた・・・」というものです。
では、その時に関わってもらったのは、理学療法士さんだったでしょうか?トレーナーさんだったでしょうか?
実は、どんな資格を持った人に関わってもらったか?曖昧なことが少なくありません。
現在、皆さんのあたまの中で、
理学療法士は、おじいちゃん・おばあちゃん。
トレーナーは、スポーツ選手。といった区別をしていませんか?
実は、この理解には少し間違いがあります。
理学療法士とトレーナーの違いを一言でいうと、
「対象者の運動レベルの違い」です。
図をご覧ください。
図の縦軸は「運動レベル」横軸は「時間」です。
例えば、ラグビー部の試合で足の骨を骨折したA君に対する関わり方をみてましょう。
A君は、骨折をして運動レベルが図のように、日常生活を一人で送れない(何かに手助けがいる)状態まで下がってしまいます。
A君が日常生活を一人で送れるようになるまでの手助けは(骨折が治るまでの治療もしくは医療)「理学療法士」が、
そこから競技復帰に向けての手助けは「トレーナー」が関わることが一般的です。
「理学療法士」と「トレーナー」の違いを考えるときには、
運動レベルの基準として「日常生活を一人で行える」レベルが大切なラインになるということです。
つまり、(高齢者とスポーツ選手というように)対象者で分けるのではなく、
その人の運動レベルの違いで、関わる資格が変わってくるということです。
本校は、「理学療法士」と「アスレティックトレーナー(AT)」の資格を同時に取得できる、関西唯一の専門学校です。
両方の資格を取得することを、
理学療法士目線で考えると、より高い運動レベルの対象者と関われる。
トレーナー目線で考えると、選手が怪我をしたときの医療場面から関われる。
幅広い運動レベルをみることが出来る人材を育成するということです。
どちらも簡単に取得できる「資格」ではありません。しかし、「同時取得」という大きな壁を乗り越えて、現場で活躍をしている本校卒業生がたくさんいてます。
どんな勉強をするのか?どんな楽しみがあるのか?どれだけ大変なのか?
興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスにお越しください。
多くの先輩達の「生の声」をぜひ聞いてみてください。