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日常生活(ブログ)

理学療法学科

青年海外協力隊~ベトナムにて~

海外研修…まだ、あります。
ベトナムに到着し、夕食をとった後に現在ベトナムのベンチェ省に滞在しておられる柳瀬友梨香さんの講演がありました。
柳瀬さんは関西にある大学(理学療法学科)を卒業後、病院で勤務されていたそうです。

そして、昨年、青年海外協力隊としてベトナムのベンチェ省にある病院に派遣され、現在に至るようです。

講演の中で青年海外協力隊に応募したきっかけや現在の活動、今後の目標、ベトナム生活の実際などを話してくださいました。

柳瀬さんの派遣場所である病院では昨年まで整形外科の中にリハビリテーション部がある程度であったとのことです。

そして、現在は現地スタッフと共にリハビリテーション科を立ち上げ、理学療法を行っているようです。

しかし、ベトナムでのリハビリテーションや理学療法の概念は日本のそれとは異なっていることもあり、活動内容である理学療法の普及にも難渋されているとのことでした。

我々も数日間の病院・施設見学を行い、多少、その違いを実感することができました。

特にベトナムでは患者に対して家族が付きっきりで看病を行うことや、自宅に帰っても後遺症があれば家族が全面的に介助するといった習慣が当たり前の様でした。

現在、核家族や単身世帯が8割を超える日本にとって見習うべき習慣である反面、患者自身の依存心はリハビリテーションという概念において妨げになることもあるのではないかと感じました。だからこそ、柳瀬さんのように青年海外協力隊の方々の活躍が必要であるのだと思います。

このように病気やケガをしたヒトは依存的になる傾向であるが、元々ベトナム人は健康志向で街中の公園には運動器具などがあったり、朝から集団体操を行っていたりと活動的な面もあります。そして、人柄も良く、料理も果物も美味しく、アオザイも綺麗で素敵なところが多いベトナムです。
今回、柳瀬さんの講演や病院・施設見学などの研修をきっかけに、将来、青年海外協力隊としてベトナムに、世界に羽ばたく学生が出てくればと楽しみに思います。

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