Introduction of learning学びの紹介

幅広い分野で活躍できる柔道整復師をめざす。

学びのステップ

1年次

柔道整復の基礎理論を学ぶ

全ての医療法のベースとして、解剖学・生理学を筆頭に、身体の仕組みと構造を学びます。さらに医療人として不可欠な、患者様の心の状態を正しく把握するため、臨床心理学などの一般教養科目も積極的に取り入れて、医療人としての心構えを育みます。

2年次

柔道整復の専門分野をより深める。

「整形外科学」「一般臨床医学」など現場で使える知識を身につけるための科目や実習時間を大幅に拡大。病院や接骨院、デイサービスなどで、手術見学、診療見学、リハビリ見学、整復処置見学などの実習も豊富に体験していきます。1年生で学んだ基礎医学を発展させ、柔道整復術について学びます。

3年次

国家試験・就職を見据えたカリキュラム

国家試験の合格に向け全力を注いで指導します。総合演習ではマンツーマンでの指導も行います。さらに合格後を見据えて、社会のニーズをつかみ取る講義も展開。卒業後のキャリアデザインを行い、その実現に向けて進路就職担当教員が個別に指導。また、学会運営や学会発表会を経験するなど、社会に出るために様々な準備を行います。

卒業後の主な進路

  • 接骨院(整骨院)開業・就職
  • スポーツチームトレーナー
  • 病院・クリニック就職
  • 介護福祉関連施設就職 など

取得可能な資格

  • 柔道整復師(国家免許)
  • 機能訓練指導員(資格付与) など

※以下、ダブル・ラーニング選択者のみ

  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 各種競技指導者資格
  • TOEIC800(目標スコア)

専門カリキュラム・時間割

専門カリキュラム

栄養学/心理学/解剖学/生理学/衛生学・公衆衛生学/包帯固定学/保健体育/病理学概論/一般臨床医学/外科学概論/整形外科学/リハビリテーション医学/臨床実習/運動学/医療概論/関係法規/柔道/柔道整復学(理論)/柔道整復学(実技)/総合演習

※ 上記の他にも専門科目などがあります。

午前部1年生の場合

時間割例
1時限9:30~11:00 柔道整復総論 生理学 体育 心理学 包帯固定学 栄養学
2時限11:10~12:40 解剖学 生理学 柔道整復各論 総合演習 医療概論 解剖学

※ 上記タイムテーブルは一例です。

午後部1年生の場合

時間割例
3時限13:30~15:00 栄養学 包帯固定学 体育 解剖学 生理学 柔道整復総論
4時限15:10~16:40 生理学 柔道整復各論 心理学 解剖学 総合演習 医療概論

※ 上記タイムテーブルは一例です。
※ 【午前部】9:30−12:40 【午後部】13:30−16:40
※ 午前部、午後部とも共通して1コマ90分の授業が2コマあります。
※ AT授業および選択科目の授業は、午前部では4・5限目、午後部では5・6限目となります。
※ 祝日(年7日程度)授業となる予定です。
※ ダブル・ラーニング履修者は時間割が異なります。

サポートプログラム

柔道整復師として活躍するためのサポートプログラム
  • 国家試験対策

    履正社は国家試験対策も充実しています。一人ひとりの習熟度にあわせた個別指導を基本に、年4回のオリジナル模試を実施。通学の時間には携帯メールで、オリジナルの練習問題も配信します。また、卒業前の12月には、解剖学対策として解剖学実習を再度実施するなど、万全の対策を行っています。


  • インターンシップ

    在学中、実際に就労体験をするインターンシップを実施しています。その経験をもとにした就職決定率は100%。さまざまなインターン先で、リハビリの見学や、低周波や腰・頸部の牽引の装脱着、アイシングの準備などを経験。卒業後の進路設計を明確に描くことができます。


  • 就職支援

    柔道整復学科では就職のための全体ガイダンスを4月と10月に行うほか、進路や研修先についての個別面談を何度も実施。研修施設への見学や面談も、学生を引率して何度も行います。また、進学希望者の場合、内部進学のバックアップ、外部進学希望者についても、できるだけ最新の情報を提供するなど、きめ細かなフォローを行っています。
    ◯ 就職率 100%
    ◯ 合格率 80%
    全国平均 63.5% (平成29年 柔道整復師国家試験結果)

トピック

卒業生の独立、開業を強力にサポート! 履正社柔整開業支援システム(RJOSS)。

本校では、卒後教育の一環として、接骨院やリハビリ施設、デイサービス施設の少ない地方や地域で柔道整復師として自立できるよう、「履正社柔整開業支援システム(RJOSS)」による独立開業のサポートを行っています。

  • 在学中から開業プランを想定し、計画的に学ぶ

    RJOSSは入学後すぐに始まり、面談を通じて本人の夢や計画に沿ったプランを想定し、在学中に何が必要か、何を経験するかを専門教員が判断し指導していきます。例えば、在学中はプランの関連施設で実習し、休暇中を利用した医療・介護施設の一日見学や、学生勤務研修(施設での助手アルバイト)、最終学年においては具体的な施設(卒後臨床研修)を絞り1週間のインターンシップも実施します。さらに、卒業後の臨床研修(数年間)を終えるまで、十分な経験が積めるよう学校主導で指導します。

  • Uターン就職や開業をサポート

    開業へは、経営学の専門教員が地域の人口統計・医療圏分析・疾患別受療率・競合相手などさまざまな市場調査や、自己資金、財務計画、人事構成などの経営ノウハウを具体的に指導していきます。超高齢社会の今、政府が今後強く推進していく「地域包括ケアシステム」や「地方創生事業」などの自治体補助金や助成金を利用することなども見込めます。

  • 卒業生の将来を応援

    本校のRJOSSは、多くの学生に活用してもらうことにより、育った地元や地域で独立開業し、患者様に喜ばれる立派な柔道整復師として地域医療に貢献する医療人の育成と、卒業生の確かな将来を応援するシステムです。

COLUMN

実習の現場から

実習先=進路先になるケースも多数。

 まず1年次には接骨院の「基礎見学実習」で医療人の心構えを学び、「基礎体験実習」ではスポーツ系に強い接骨院などで視診、触診などの体験を行います。また、大学医学部での「病理解剖実習」では、座学で学んだ内臓の知識などを3Dで理解します。
 2年次には、例年6月に海外研修(希望者のみ)があります。米国カリフォルニアの州立大学で、実際の献体に触れる解剖実習に加えて、元米国代表トレーナーの理学療法士が運営するリハビリ施設では実際のプロアスリートや大学生などの治療の様子を見学し、自らリハビリメニューを体感。現地の留学生とも交流します。さらに国内でも、「応用体験実習」「法医解剖実習」「臨床評価実習」と校外実習を数多く実施。自分自身の進路や目標に沿った実習先を面談を通して選ぶため、実習先がそのまま就職に直結するケースも少なくありません。

実習の現場から

体験型学習

海外研修プログラム(任意)

全米で最上位評価の医学部で本物に触れる

柔道整復学科では、アメリカ・ロングビーチでの海外研修を実施。1週間に渡って、解剖実習、テーピング実習、クリニック実習など、アメリカのトッププロトレーナーのテクニックを自分の目で見て触れて学ぶことができます。

解剖実習

実際に献体に触れることにより、これまで2次元で学んできた内容を、より立体的に、そして具体的に学ぶことができます。実施する場所は、南カリフォルニア大学。この大学は、近年、全米医学部の中で最上位の評価を得た大学で、医師をめざす大学生達と同じ献体で学ぶことができます。

テーピング実習

講師は、アメリカナショナルチームのトレーナーを務めるなど、スポーツ大国アメリカが認めた日本を代表するトレーナー小松武史先生にトッププロのテクニックを直接指導していただけます。

クリニック実習

アメリカナショナルチームのトレーナー経験もある整形外科スペシャリストの理学療法士の院長の元で、患者さんの治療風景を見学、直接指導を受けます。そして実際に使用している治療用具の使用体験など、ナショナルチームでも実践しているアメリカトップレベルのスポーツリハビリテーションを学びます。

校外研修

せっかくアメリカに来たのですから、少しは現地の雰囲気を楽しみたいもの。この校外研修では現地の観光地巡りや市内見学、ショッピングなどを経験するほか、メジャーリーグ公式戦などのスポーツイベントを現地で体験。短い時間ですがアメリカの文化や風土に触れます。

基礎見学実習

接骨院現場見学実習

接骨院で後療法と呼ばれる施術や治療の現場を見学。さまざまな症例を見学し、アイシングやウォーターベッドの操作、電気治療の準備などを実際に体験。指導者の先生の下で、治療現場での緊張感を体験。技術だけでなく、症例に応じた後療法も接骨院には欠かせない業務。こうした業務を見学し、トータルに柔道整復師の仕事を理解することが目的です。

手術見学

整復固定処置見学実習

骨折などに対する手術室での整復を見学。指導医は骨折した患部の状態を両手の感触で理解し、見学者に伝えます。柔道整復は手技がその中心となり、経験を積むことで、わずかな感触の違いが知識と結びつき、確かな治療となることを理解するのが目的です。技術面の難しさを理解した上で、患者様の健康を担っているという責任感を育みます。

診療見学

療法指導管理実習

患者様に対する診療を見学する実習。臨床の現場で、実際に見ることにより、講義での理論的理解を体験的理解に変化させていくことが目的。また、コミュニケーションを通じて、痛みや違和感など患者様の感じていることを正確に理解し、的確な治療に繋げることを学び、仕事のより具体的なイメージをつかむことで、柔道整復師としての業務を実践的にとらえます。

スポーツ柔整実習

メディカル・トレーナー実習

ケガをしたスポーツ選手は競技復帰が目標となります。そのために身体を整えたり、ケアをしたりすることをコンディショニングと呼びます。この実習では競技の特性やポジションの違いによってコンディショニングの方法が変わることを具体的に学びます。特にメンタル面のサポートは身体のコンディショニングと同様に重要です。

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