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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

ヤジオの海とタケちゃん

ヒェー、またでた、ノスタルジックなヤジオブログ、ここに明かされる隠されたホビー、それはフィッシング。

どうも、ヤジオです。なんかすっかり定着した名前になりました、今回は詩人になり、ヤジオを育てた自慢の海、ノスタルジックな想い出日記を紹介しまひょ、ではスタート。

瀬戸内播磨灘の港、その地域では有名な漁師町で育ったヤジオは魚釣りが大好き、でも魚釣りといっても、豪華クルザーで片手にビール、デッキにギャル(不謹慎)という派手な釣りは大キライ、意外でしょうが、これホント。仕立て船で行く釣りでもない。

大好きな釣りは穴釣り、テトラポットの隙間に餌の活きえびを落とし込み、薄暗い海中でじっとしている魚に誘いをかける。この誘いと食い付く引き、感触とやりとりがたまらない。

だいたい釣れるのは岩魚。ガシラやメバル、アブラメもくる、サイコーの釣果は30オーバーが二ケタ。いつも、さおを垂らしながらヤジオを育てた海を眺めている、至福のひととき。海に迎う道中に、いつもの弁当屋で幕の内とお茶、コーヒーを買い込む。ビールはダメ、ドランカーのヤジオもこの海では飲まない、これには理由がある。

地元にタケちゃんという、幼なじみがいる、ヤジオとタケちゃんは村きっての釣り好きだ。

小学から二人でちゃりんこで海まで飛ばして釣りに行ってた、当時の会話はこんな感じ、タケちゃん、みたか、クジラがはねたな、ツナメリやなあ、とか、小豆島ようみえるなあ、今日はつれんなあ、タケちゃん。こんな会話をよくしてた。

今、タケちゃんは人間国宝に近い職人になった。やっさ(祭り屋台)の飾り金具師。互いに忙しく頻度は減ったが、実は今も二人で釣りに行く。

三十五年たっても、あの頃と何もかわらない、いつもの海といつもの釣り、いつもの弁当といつもの二人、互いに無言で糸を落とし、釣れたら、きた、きたぞー、と声をあげると片方が、あわててたもを持ち、すくいにかけつける。

やったな、ええ型やな、負けたなあ、こんな二人の言葉もかわらない、変わったのは坊主頭が白髪混じりになっただけ。だからヤジオの海ではビールをのまない。二人の海はあの頃から時間がとまったまま。

ヤジオの海とタケちゃん、ヤジオを育てた大きな力だ。最近行ってないなあ、秋だな、近いうちにタケちゃんと釣りに行こうっと。じゃあね。

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