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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

笑いの効能

こんにちは。教員Aです。

M1グランプリ、観ました? 面白かったですね。

私も家族と一緒に観て大笑いしていました。

ところで「笑う」ことが身体にもたらす効果って知ってますか?

楽しく笑った後、どこか気分がスッキリするので、なんとなく身体に良いんだろうなぁって感じますよね。

この「笑い」について、大真面目に研究している大学もあります。

実は私Aも以前、「笑い」の研究をしていた筑波大学研究グループ(林啓子元教授)に関わり、「笑いがもたらす心と体の健康講座」を全国のお寺や行政、介護福祉関係などでさせていただいておりました。

その講座では、笑いや笑顔がもたらす効能についてお話をし、楽しく笑いながら顔や身体を動かしてもらっていました。

受講者の皆さん、講座の後はスッキリした様子で、笑顔いっぱいで帰ってくださいました。自分自身も楽しく、その笑顔に元気をいただいていたように思います。

さて、その講座の中で話していた笑いの効能を一つ紹介しますね。

笑うことで、免疫力が高まる効果が実証されています。

がん細胞は正常人でも毎日3,000~5,000個生まれるそうですが、NK(ナチュラルキラー)細胞という免疫細胞が、がん細胞やウイルス感染細胞に直接に働きかけ、それらを破壊します。笑うことがそのNK細胞の力を強く活性化するそうです。

岡山県の「すばるクリニック」の伊丹仁朗院長と大阪府の「元気で長生き研究所」所長の昇幹夫医師が共同で以下のような実験されました。ガンや心臓病の人を含む19人に対して漫才や新喜劇を見せ、たっぷり3時間大笑いしてもらい、その直前と直後に採血し、NK細胞の活性度を調べたそうです。すると、笑う前にNK活性の数値が低かった人は、すべて正常範囲までアップしたことが確認されました。笑いはガンに対する抵抗力を高め、免疫機能を正常化させるということがいえます。

また、免疫機能を薬で活性化させるには一定の時間がかかるのに対し、笑いには、短時間で免疫系を正常化させる生理学的効果、つまり即効性があるとのこと。

さらに面白いのは、NK活性の低い人は数値がアップしましたが、高すぎる人はなんと数値が下がりました。どういうことかというと、免疫活性をあげる薬を投与した場合は、NK活性が低い人も高い人も数値をあげてしまうことになりますが、笑いの場合はその人に適切な数値にコントロールしてくれるのです。しかも薬は高価だったりするが「笑い」は無料。

「笑う」って身体にとても良いんですね。大いに笑って免疫力をアップしましょう。

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