こんにちは、学科長田中です。
写真にあるのは、来年2月中旬から3月下旬までの5週間、
1年第2期(基礎体験実習)と、
最後の臨床実習となる、2年第4期(臨床評価実習)施設配当面接の風景です。
早い話が次の実習施設を決定する面接なのです。
しかし、ただ、くじ引きのように『はい、君の実習先はここね』という訳にはいかない。
それは、学校のコンセプト、“あの人になれる教育”と“夢を語る学校”そして、
“夢を育むフィールド”を兼ね備えなければならないからだ。
これは今に始まった話ではない、履正社柔整では20年前の創設当時から、
実習生と施設のマッチングを完全に実践するため、取り組んできたことだ。
そのプロセスは次の通り。
実習担当教員チームが、
①学生から事前意識調査シートの提出
②実習教員から担任への聞き取り調査
③配当施設原案作成、以上の3項目をもとに、
④個別面接での聞き取り調査を通して、施設を配当していく。
特に“あの人になれる教育”については、入学と資格取得の動機、将来の夢と希望から、
理想的な実習指導者を選考、提示して、詳細説明、学生からの同意も得る。
柔整の臨床実習は、3年間で1週(45時間)を4回(合計180時間)各学年に配当し、
外部の認定された施設で経験する。
200床を超える救急病院もあれば、診療所、接骨院、鍼灸接骨院、トレーナー派遣型接骨院、デイサービスが併設された接骨院もあり、その選択肢はさまざまだ。現在全国に約50施設がある。
施設の中には実習生宿舎を配備していたり、実習期間中近隣の民宿を借り上げて無料で提供、接骨院のスタッフ控室に布団や机を準備してくれる施設もある、学生の経済的負担軽減にご支援いただき、誠に感謝に堪えない。
非日常空間と時間そして体験、自己の夢と希望の延長にいる先生から指導を得ることになる。
それは、柔整トレーナー、柔整鍼灸師、柔整ケアマネ、柔整PT、柔整セラピスト、柔整介護機能訓練指導員などなど。まさに“あの人になれる教育”の実践だ。
履正社柔整の8割の卒業生が実習施設で就職する事実が、この貴重性を語っているだろう。
さあ、1,2年諸君、実習教育の部分適合が、夢と希望の全体適合につながるように、
これからも全力で支援しよう。