こんにちは、学科長田中です。
人の満足度を高めるファクター。
諸兄により見解はあるでしょうが、筆者は
①やりがい、生きがいの充実
②納得できる報酬の獲得
③内部外部就労環境の満足
です。
ここから各論。
全国の接骨院数のピーク時は、10年ほど前、約6万院余りでしたが、現在約5万院半ばという数値がでております。
現在、新規開院と廃院の差は、年間500院のマイナスです。
柔道整復師就業人口の年齢比率は、65歳以上が約30%、後継者も不在で事業承継ができなくなり、廃業が加速していきます。
開業制度(管理柔道整復師制度)の厳格化も加わり、10年先には1万院減の、4万院半ばになると言われています。(実際機能している接骨院は3万院という情報もあり)
接骨院の人口適正数は5000人に1院。全国にすると約2.5万院。
しかし、2025年には高齢者人口が激増し、医療ニーズは一気に高まります。
逆に令和2年度の出生数は87万人、今年は75万人という推測もあります。
10数年後には子供の数が、現在の2/3しかいません。
そこで、満足度を高める柔道整復師に必要な3つの矢として、
①伝承医療として正確な技術の獲得 → 接骨医療の知識技術の修得
②EBMに基づいた治療計画 → 超音波エコー観察と検査技能の向上
③医療介護多職種連携による患者サポート → ケアマネージャー資格の取得
具体的な行動は、以下の3つ
①は、スポーツ含めた日常生活のケガ、不調を治療する技術
②は、医用画像を分析し、客観的評価に基づいた治療の説明と同意
③は、激増する高齢者に対し、QOL向上の支援やケアマネジメントの実践
10年後の試算では接骨院の需給バランスは、やや供給過多。
しかし、3本の矢を身に付けることで、特色化、差別化をはかることができます。
自己実現の達成に向けて、履正社柔整がコンサル、支援しましょう。