こんにちは、学科長田中です。
これまで履正社柔整は校外で開催される公的学術学会に、校外研修(授業の一つ、単位認定対象)として学生に出席をさせています。
職能教育ですから、教科書や実習で履修する内容と、業界の先生方が開催される学術学会(臨床現場の発表)がかけ離れていては画餅であり、それでは意味がありません。
それを確実に実践するように、開校当時からの釜谷校長の教育方針は、在校生の頃からも唯一の公的団体で、全国47都道府県に法人を構える、公益社法人日本柔道整復師会(以下、日整)を始め、またこれも唯一の公認学術団体である、日本柔道整復接骨医学会などにも、積極的に学生の発表や参加をするように教育的な指示があり、履正社柔整ではそれを教育カリキュラム(履修単位の対象科目)に落とし込んでいます。
また、釜谷校長は接骨医学会の会員でもあり、先生ご自身もほぼすべて、出席と聴講をされております。
加えてなんと、学会の発表数や学会聴講出席者数は、全体動向でみると柔道整復師養成校では本校が日本で1位です。
おそらくダントツといってもいいと思います。(田中の感想、まちがいない)
写真にある、今回の日整近畿学術大会兵庫大会でも、本校が発表数も学生参加者数もダントツ1位。
全学年出席をさせており、教員の参加を含めるとその数は130人以上でした。3年生の発表には1年生はできるだけ会場付近に近寄らないように、と聴講制限をしたくらい大賑わいでした。
今年の発表者は以下の4名。
■3年生 石川 清将 君
「なんば歩行と通常歩行の比較」
■3年生 畑中 賢一 君
「セラバンドを使用した足関節固定の有用性について」
■3年生 近藤 暁仁 君
■3年生 佐藤 幸輝 君
その中で、学生の発表の座長が、な、なんと、履正社柔整3期生奈良県の大和八木で開業をしている、坂口敦英君です。(写真1枚目右側)
今年の春に行われた臨床実習指導者講習会にも参加してくれていました。
大会名簿の座長名をみて、びっくりしました。
当日、すごい、すごすぎると話しかけたら「いえいえ、そんなことないですよ」と謙遜していました。
もちろん、3期卒業生坂口君も、今と変わらず在学中には同様の経験をしています。
履正社柔整の教育効果があらわれてきた、そんな思いがしたのは私だけでなく、釜谷校長をはじめ、教員指導チーム、特に学術系教員の思いでしょう。
『継続はいつか効果が現れ、それは模倣できない無形の力になる。』
そう感じた今回の学会でした。