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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

あなたには、よき相談者がいますか?教育が果たす本来の姿は、人を囲う人にある。

こんにちは、学科長田中です。

新学期が始まり3週間近く経った。

よく五月病というが、環境の変化で誰もがくじけそうになったり、弱音を吐くことがある。

しかし出現の時期は異なる。

よき相談者はいたのか、滋賀県警で痛ましい事件が起こった。配属後まだ2週間という、若者が取り返しのつかない事件を起こした。筆者個人にも他人事ではない事情があり、いま経過を見つめている。彼の隣にもきっと相談者がいたはずだ、そう信じたい。

なぜ、どうして、孤独だったのか、未熟なだけだったのか、何が彼をそうさせたのか。

内容は全く異なれど、この時期、新学年スタートして3週間が経過し、学生の周囲に良き相談者がいるのか、孤立していないか、教師の重要な仕事だ。就学中断者が多い時期。取り返しのつかない決断をする前に、異常信号を察知し、対策を練らねば。

進級、卒業、国家免許取得、そして社会での成功。教育は、親御さんからお預かりした子供の責任を果たさないと。相談できる環境が整備されていたのか、孤独な判断は往々にして不幸をもたらす。

履正社柔整では、例年5月に鳥取にて、新入生フレッシュセミナーを開催している。

今年も講師は、僧侶で医師の和順堂記念医院の木下俊昭先生。

現在もご住職と医師を兼務されており、例年、心の持ち方や人とのかかわり方、生きている人の本来の姿など、まさに今回のテーマにあるご講義を頂いている。

今年から講師をお願いしているのは、鳥取で接骨院4院を経営する、みやわき鍼灸整骨院の宮脇君は田中の教え子。彼も就学中断を阻止するクラスメイトとの交流いうテーマも含めて、講演をしてくれる。

人は人に囲まれて生きている。

本来の教育の姿は人が孤立しないよう、周囲にいる良き相談者を増やすことかもしれない。

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