CLOSE

BLOG

日常生活(ブログ)

外国語学科

ラグビー日本代表通訳業務③

ラグビー通訳業務を16年以上続けている佐藤学科長。

今日は、通訳をするにあたって気を付けていること、日頃の勉強方法などをきいてみました。

今後、通訳を目指している方や英語学習者の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。

③当日の試合中の通訳で、一番気を付けていることを教えてください。

通訳として、基本ミスは許されません。試合当日は一瞬のミスが命取りになりかねません。

ましてや試合となると一つのミスが勝敗に影響するので尚更気を張ります。

通訳内容としては、選手交代の指示の通訳、怪我が発生した際に、グラウンド上のメディカルスタッフから入ってくる情報の通訳、相手チームの選手交代状況の伝達やプレイの指示を通訳といった感じです。

普段ではなんでもない簡単な会話や指示が、試合がもたらす緊張感や会場の雰囲気により処理しづらくなります。

単純に、試合の雰囲気に入り込んでしまうと、緊張と興奮で普段通りに思考が働かなくなります。

なので、通訳としては与えられた業務だけを徹底することです。自分に与えられた通訳だけに集中することが大事です。

当たり前のように聞こえますが、やはりチームと一緒に戦っているのでスタッフも試合に気持ちが向いてしまいます。試合に入り込みすぎると、感情が働き、通常通りの働きができなくなります。

なので、そこを切り離して、常に無でいることが大事だと思います。すごいプレイがあったり、勝っていたり、負けていたりしても、そこに一喜一憂するのではなく、常に冷静に、自分の感情を殺して業務に徹することが大事です。

➡ありがとうございました!!

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス資料請求