中矢健太のゴールドコースト留学記①「こんな留学プログラムは聞いたことがない」

こんにちは。外国語学科1年の中矢健太です。 2月1日から、オーストラリアの海辺の街・ゴールドコーストに留学しています。期間は約2カ月の予定です。そして同時に、このゴールドコーストの歴史ある私立大学「ボンド大学」の女子ラグビークラブに、アシスタントコーチとして加入しています。 今回は、私の経歴と、なぜこの留学が実現したか、この2つについて記したいと思います。 【経歴】 2020年に上智大学の新聞学科を卒業後、新卒で大阪のテレビ局に入社しました。広告を扱う営業部署の一員として、東京支社、大阪本社で計4年2カ月務めました。同時に、ラグビーをメインとしたライターとしても社外で活動しながら、母校でラグビー部のコーチも務めていました。 働きながら、この先の自分のキャリアを考えた時に、ビジネスでも、ライター業でも、コーチ業でも、いま手に持っているどの選択肢を取ったとしても、英語が必要になることを感じていました。同時に、海外での経験を20代のうちにしておきたいという思いもありました。就職活動のときにはそんなことを考えもしていませんでしたが、考えれば考えるほどその気持ちは大きくなり、思い切って2024年3月に退職を決めました。はじめは同年5月に退職し、夏からアメリカの大学へ留学するつもりでした。 ところが、縁あって本校外国語学科の佐藤秀典GMとお会いしました。私自身がラグビーをしていたこともあって、ラグビー日本代表の通訳をされていた佐藤GMの存在はもちろん知っていました。その出会いと、英語の学習から8年ほど遠ざかっていたこともあって、履正社で1年間の「準備」をしてからアメリカに留学することを決めました。 【今回の留学の経緯】 今回の私の留学プログラムは、すべて佐藤GMがカスタマイズしてくれたものです。ラグビークラブでのインターンシップが可能になったのも、佐藤GMが持つ独自のコネクションからです。 具体的には、ボンド大学のラグビークラブ、そしてネットボールクラブのS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチを務められている甲谷洋祐さんという方を佐藤GMから紹介してもらい、そして甲谷さんがチーム側に交渉してくださったことで、今回の受け入れが実現しました。 それぞれの希望に沿って留学がカスタマイズされるこの個別性は、履正社の外国語学科の大きな強みだと考えています。かつて私が卒業した大学も留学にはかなり力を入れていましたが、直接スポーツチームに繋がるような留学プログラムはあまり聞いたことがありません。語学学校よりもリアルな英語に触れることができますし、大学や高校など通常の学校機関にはなかなか存在しないルートではないでしょうか。 履正社での私の同期も、同じタイミングで、ゴールドコーストのバスケットボールチームに理学療法士として帯同しています。こちらも佐藤GMにカスタマイズしてもらったことで、よりスポーツにコミットした留学になっています。彼の話を聞くことも楽しみです。 アシスタントコーチとして過ごすオーストラリアでの2カ月。できる限りのことを吸収し、ここで得たものを今後のキャリアにつなげていこうと思います! 次回は、私がインターンをしている女子ラグビーチームの練習の模様をお伝えします。 photographs by Kenta Nakaya