卒業生インタビュー

川内 滉大 さん

1998年、大阪府生まれ。中学時代はバスケットボール大阪府選抜の主将を務める。大阪桐蔭高を経て、本校在学中の16年、3×3日本代表に選出。卒業後は焼津GRユナイテッド(3人制)、静岡ジムラッツ(5人制)で活躍中

  • バスケットボールコース 2018年卒業
  • 焼津GRユナイテッド/静岡ジムラッツ所属
  • 元3×3日本代表
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バスケが好きっていう
気持ちが一番大事。

現在はどんな活動をしていますか?
「静岡の焼津GRユナイテッドという3人制のチームで夏のシーズンを戦って、冬になるとアメリカの独立リーグに参戦している静岡ジムラッツの一員として、アメリカで5人制の試合をして回っています」
アメリカを回っているんですか。
「アメリカを一ヶ月間かけて車で横断して、各地で試合をして回ります。武者修行のような感じですね。プレー面でも、英語での日常生活の面でも、本当に鍛えられます」
プロになってみて感じたことは?
「自分から話したり、伝えたり、表現したりすることの重要性です。その自分の言動に対して、周りの色々な人が応援してくれる。励みになりますし、責任も感じます」
今の目標は何ですか?
「少しでも高いレベルでの経験値を積むために、海外リーグでのプレーを考えています。できればBリーグのチームにも加入して、その経験を活かして将来はバスケットの指導者になろうと思っています」

その気持ちを
行動に移してほしい。

履正社に進学した理由は何ですか?
「元々、指導者か、治療のできるトレーナーになろうと思っていました。履正社はバスケットを高いレベルで続けながらトレーナーの資格や医療国家免許も取れるし、コーチングの勉強もできる。将来もバスケットの世界で生きていきたい自分にピッタリだと思いました」
履正社ではどんなことを学びましたか。
「選手として活動している中で、トレーナーさんにも『本当に色々知ってるね』と言われるんですが、自分は関節や骨や筋肉などの身体のこと、マッサージやテーピング、治療のことなどの知識があります。それは専門学校の授業で学んだから。全部、将来に活きてくると思います」
将来もバスケットに関わっていきたいと考えている高校生にメッセージを。
「バスケが好きっていう気持ちが一番大事なので、その気持ちを行動に移して欲しいです。何でも一歩目を踏み出すのが一番勇気がいるけど、考えているだけじゃ意味ないので。大学で4年間、一般の勉強をして単位を取って、就活の時に初めて『俺、どんな仕事するんだろう』って考えるのか、今行動に移すのか。将来目指すところがある子は、履正社に来れば色んな選択肢が広がるということを知ってほしいです」
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中本 朱璃 さん

1996年、大阪府生まれ。大阪府立布施高校出身。履正社国際医療スポーツ専門学校のバスケットボールコースを卒業後、大阪エヴェッサのスクールコーチに就職。現在は、大阪府内のスポーツ施設5カ所で、初心者から経験者までの小学生総勢120名の指導を担当している

  • バスケットボールコース 2016年卒業
  • 大阪エヴェッサアカデミースクールコーチ
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知識と経験の
蓄積の先に。

今のお仕事の内容を教えてください。
「初心者から経験者までの小学生たちにバスケの指導をしています。心がけているのは、子供たちが楽しめるような指導です。その他、年に2回あるスクール全体の合宿運営や、スクール生を対象にした大阪エヴェッサ観戦ツアー、バスケの普及を目的とした小学校訪問なども行っています」
学生生活を振り返って、いかがですか。
「授業やゼミで学んだことが活かされているなと感じています。子どもたちがケガをした時もさっとテーピングを巻けますし、ジャンプ力を高めてあげたいと思えば、それに応じたトレーニングをすることができます。ゼミでは、設定されたテーマと時間の中でメニューを組む練習をしました」
なぜ履正社を選ばれたのですか?
「バスケに関する専門的な知識を学べたのと、体の仕組みや栄養学など、競技以外の知識が得られたからです。Bリーグのクラブと提携していたことにも惹かれました。運営実習では試合の設営や片付け、スカウティング用のビデオ撮影も経験しました」

スクールで唯一の
専属女性コーチ。

指導内容はどのように考えていますか。
「NBA選手の練習メニューの動画を見て、ヒントを得ることもあります。単調な練習と、集中力のいる練習を組み合わせたり。あと大阪エヴェッサでは、月に一度、全コーチが集まる講習会もあります」
スクールでは唯一の専属女性コーチだそうですね。
「男性コーチはパフォーマンスで見せて指導することが多いですが、女性コーチだとそうはいかない時も。そんな時は子どもたちに伝わりやすい言葉を織り交ぜて説明しています。また、バスケの技術を教えるだけでなく、人間性の指導も大切です。挨拶や整理整頓、周りをみて行動することを教えています」
指導者をめざす方へアドバイスを。
「知識や経験をちゃんと蓄積していくことです。私は学生時代から、先生の指導内容やメニューで面白いと思ったものはノートに残していました」
バスケットボールという競技を通して伝えたいことは?
「まずは何事も楽しんでほしいと思っています。あとはチャレンジすること。難しい練習メニューを示すと、無理と言う子もいますが、投げ出さず頑張る力を身に付ければ、今後の人生でも活きると思いますから」
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先輩VOICE

田中 良拓 さん大阪府立東住吉総合高等学校 出身
TKbjリーグ 東京サンレーヴス 所属

履正社では、バスケットボールを通じて、何事も最後まで諦めない気持ち、そしてバスケットボールは技術だけではなく、チームワークが最も大切だと学ぶことができました。ご指導いただいた先生方、2年間を一緒に過ごした仲間たちには、とても感謝しています。トライアウトや、練習生などプロ選手になるまで道のりは険しいものでしたが、履正社で学んだことが活かされました。

井上 岳 さん履正社高等学校 出身
鹿屋体育大学 編入

バスケットボールの経験は中学校だけしかなかったため、さまざまな不安や期待を抱えて入学しました。在学中は仲間に助けられ、苦しい時でも乗り越えることができました。そして大学編入試験に向けて、対策授業や授業以外での自主勉強など全国大会の練習と並行して頑張りました。合格できたのは、何事にも前向きに、そして積極的に取り組み、文武両道を実現できたからだと思います。

西崎 麻耶 さん大阪府立豊島高等学校 出身
株式会社ドクターストレッチ 勤務

大好きなバスケットボールに毎日取り組むだけではなく、社会で役立つスポーツ人になるための学びが履正社にはあります。私は、パーソナルトレーナーに必要な知識や技術が身につくNSCACPTの資格取得に向け、勉強にも励みました。先生方のサポートのおかげもあり、無事に合格できました。その知識を活かし、一人のトレーナーとして社会に役立てるよう頑張りたいと思います。

  • 大学教育学専攻