
Introduction of learning学びの紹介
履正社は、体力・身体機能両面からトレーニング指導ができる、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)育成をめざします。基礎から発展、応用へと続く2年間のカリキュラムは本校独自の学びです。
JSPO-ATをめざす理由
プロスポーツトレーナーの近道はJSPO-ATを取得すること。なぜなら、プロチームや国体出場チームに帯同するには、その資格が必要だとされてるからです。トレーナー資格は数多くありますが、何を取得するかによって指導できる対象や指導内容が大きく変わってきます。競技レベルの高い選手をサポートしたいと考えているのであれば、JSPO-ATの資格取得をめざしましょう。
学びのステップ
JSPO-ATとは、選手のケガ予防やパフォーマンスアップのためのトレーニング指導を行ったり、コンディショニングを整えたりすることが主な役割です。一般的なJSPO-ATの教育領域は、下の図を見ていただくとわかるように、ストレングス&コンディショニングやコンディショニングです。しかし、履正社では2年間の学びを通して、医療よりの領域まで関われる指導力を養います。1年次は、体力や身体機能について学び、トレーナーとしてのベースを整えます。2年次には、コンディショニングや動きを強化するための応用について学び、指導力の幅を広げます。
履正社がめざすのは、超実践型教育。JSPO-AT以外にも資格取得や実習を通して、現場で活躍できるトレーナーを育成します。

在学中に最大5つのトレーナー関連資格を得られる!
トレーニングの基礎を学ぶ
- 目指す資格
- 日本トレーニング指導者協会トレーニング指導者(JATI-ATI)
トレーニングとヒトの動きを関連付ける
- 目指す資格
- ファンクショナルトレーニング資格(CFSC)
- CFSCとは?
コンディショニングに応用させる
- 目指す資格
- ViPR、TRX®
即戦力の養成
- 目指す資格
- JSPO-AT
卒業後の主な進路
- スポーツチームトレーナー
- 整形外科・リハビリセンター就職
- フィットネスクラブ就職
- 大学編入学
- 一般企業就職 など
取得可能な資格
- 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
- 日本トレーニング指導者協会(JATI)認定トレーニング指導者
- ファンクショナル・ストレングスコーチ(CFSC認定)
- ViPRインストラクター
- TRX® 認定トレーナー
※以下、ダブル・ラーニング選択者のみ
- 理学療法士(国家免許)
- 柔道整復師(国家免許)
- はり師・きゅう師(国家免許)
- TOEIC800(目標スコア)
- 各種競技指導者資格 等
※以下、「大学教育学専攻」選択者のみ
- 学士(大卒認定の学位)
- 保育士資格(1種)
- 幼稚園教諭(1種)
- 小学校教諭(1種)
- 中学校教諭(1種)
- 高等学校教諭(1種)
1年次に2つの資格を取得。就職活動にも有利に働く!
前期にCFSC(ファンクショナルストレングスコーチ)を取得。CFSCは従来の筋力トレーニングではなく、”動き”に着目したトレーニングです。現場で必要な知識を得ることができます。学校団体で取得できるのは履正社のみです!続いて、後期にはJATI-ATI(トレーニング指導者)の資格を取得します。体力向上のためのトレーニングを学ぶ資格です。履正社のカリキュラムでは、1年次終了時に取得が可能なので、就職活動にも大いに役立ちます。

最先端トレーニング、TRX®を学ぶ!
TRX®サスペンショントレーニングは、効率的な全身ワークアウトが行える最新トレーニング。重力と自重を活用し、数百種類のエクササイズを行えます。どこでもトレーニング可能ですし、エクササイズごとに運動強度を調整できることが特徴です。体の位置を少し変えるだけで負荷も自由に変えられることから、クライアントの要望に応じて様々なメニューを組むことができます。TRX®も学校団体で取得できるのは履正社のみです!

COLUMN
実習の現場から
少人数での実習を、スポーツ強豪校で。
アスレティックトレーナーの現場実習は、アスレティックトレーナー資格保有者の指導の下で行う必要があります。実習生の人数が多くなるときめ細やかな指導ができず、貴重な実習が"見学"で終わってしまいます。本コースでは、現場実習を3~5名程度の少人数制で実施し、より実践的な指導を行っています。
対象競技は野球、サッカー、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、テニス、柔道、剣道、水泳、陸上など様々。姉妹校である履正社高校を始め、全国レベルで活躍するスポーツ強豪校で年間を通して実習経験を豊富に積むことができます。
また、1年次に実施される東京研修では、オリンピック代表選手など国内トップクラスのアスリートが集うトレーニング施設の見学や、第一線のプロトレーナーから直接トレーニング指導を受けます。

専門カリキュラム・時間割
専門カリキュラム
リコンディショニングⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ/アスレティックトレーナー概論(役割)/トレーニング科学/救急処置法/スポーツ栄養学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/体力測定評価法・評価実習/コンディショニングⅠ・Ⅱ・Ⅲ/スポーツ医学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ/テーピングⅠ・Ⅱ・Ⅲ/スポーツ指導論Ⅰ・Ⅱ/触診Ⅰ・Ⅱ/AT理論試験講座Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/日本語表現Ⅰ・Ⅱ(大学編入対策)/パソコン実習/公務員試験講座
※ その他、夏季実習、冬季実習、海外研修、指導実習(年間・短期)、救急処置法(集中)などがあります。
※ 上記以外に1年前期に受ける共通科目などがあります。
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テーピング
プロの要求に応える高度な技術を習得。
アスリートをケガから守り、万一の際には応急処置にもなるテーピングでは、正確さはもちろん見た目や時間なども厳しく問われます。この授業ではそうした高度な技術を習得、プロの技術を身につけます。
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アスレティックリハビリテーション
さまざまな角度から現場を体験する実習。
スポーツ選手に起こりうる傷害に対して、適切なリハビリテーションプログラムを作成し、実践する能力を養います。本校では特に実習に力を置いた授業を展開しています。
体験型学習
アスレティックトレーナー実習(週1回)

少人数で実施する、実践的な現場実習
アスレティックトレーナーの現場実習は、アスレティックトレーナー資格保有者の指導の下でおこなう必要があります。教室とは異なり、グラウンドや体育館など、比較的広い空間でおこないますので、実習生の人数が多くなると一人の指導者がきめ細かな指導ができなくなります。また、指導が行き届かなくなるだけでなく、実習生一人ひとりのトレーナーとしての活動量が少なくなり、貴重な実習が〝見学〞で終わってしまいます。本コースでは、現場実習を3〜5名程度の少人数制で実施し、より実践的な指導をおこなっています。
また、現場実習先は本校競技コースや姉妹校である履正社高等学校。全国レベルで活躍するスポーツ強豪校にて、実習経験を豊富に積むことができます。
トレーナーステーション

トレーナーステーション
超実践型教育の特徴は、現場実習の時間が豊富にあることです。学外イベントや試合・大会などにトレーナーステーションを開設し、学生たちがトレーナー活動を行います。呼び込みからストレッチやコンディショニングといったメニュー作成など、学生が主体となってトレーナー活動を行います。