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日常生活(ブログ)

アスレティックトレーナーコース

ハワイトレーナー研修 NO.4

2日目午後は地元の公立高校であるプレジデント・ウィリアム・マッキンリー高校にお邪魔しました。
この高校にはトモキさんという日本人のアスレティックトレーナーがいらっしゃいます。学生の前ではクールな感じに装っていましたが、実のところは自分を戒めることが大好きなとても面白い方です

マッキンリー高校ではこのトモキさんの案内で、アスレティックトレーニング施設や、女子バスケのトレーナー現場などを見学させてもらいました。
写真はちょっとだけお手伝いさせてもらってるところです。

女子バスケの試合中、足関節捻挫らしき素振りで倒れたまま、うめいている選手がいました試合中かなりストレスのかかった顔をしていたので心配していたのですが・・・。ベンチに下がってからトモキさんが色々と評価をしていましたが、どうもそれらしき反応が出ていないようでした。そのうち、選手は立ち上がり、ややびっこを引きながらも普通に走っていました。仮病というわけではないのでしょうが、かなり精神的な要因が大きかったのではないかと推測します。トモキさんの話によるとハワイの公立高校に通う生徒は家庭等に様々な問題を抱えている子が非常に多くて、卒業までたどり着くのは60%程度しかいないとのことでしたトレーナーはケガだけでなく、そういったところから来る心のケアも考えていかなければならないなと改めて実感しました。

とはいえ、学校の方はというと日本の高校に比べスポーツ施設はかなり充実していて、この写真は体育館ですが、引き出し式の観客席があったり、チームのロゴがいたるところに入っていたり。また、野球場やフットボール場はもちろん、珍しいところでは射撃場なんかもありました。うらやましい。

しかもハワイの公立高校はトモキさんのようなアスレティックトレーナーを常駐させなければならない決まりがあるそうで、テーピングなどの予算に年間5000ドルも支給があるそうです。なんでも、クラブ中の熱中症で選手が亡くなるという事故からそのような決まりになったとか。日本なんて何人の選手が亡くなればそういう動きが起きるのでしょうか?日本のトレーナーはもっと政治力をつけないとダメですね(反省)

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