こんにちは。
アスレティックトレーナーコース教員の部谷(ひだに)です。
先週7月23日は土用の丑の日でした。
皆さん、鰻は食べましたか?
私は、、、
残念ながら、食べられませんでした。
この鰻、脂溶性ビタミンや良質な魚油、タンパク質ととにかく栄養も豊富です。
それはそうと、
鰻って美味しいですが、とにかく値段が高いですよね。
その理由は、
稚魚が獲れなくなってきているからだそうです。
そもそも鰻は完全に繁殖方法が確立されておらず、
どうやって増えているのか謎の魚でした。
なので、完全養殖は出来ず、
海で稚魚を獲ってきて、
生け簀で育てる、という方法しかありませんでした。
つまり、まだ完全養殖が出来なので、
稚魚が不漁で獲れなければ、
末端のうな重が高騰するわけです。
また、近年絶滅も危惧されているので、
絶滅危惧種を規定したワシントン条約に入るのでは、と言われています。
もし入ってしまったらもう鰻を食べるのは難しいでしょう。
しかし、
このまま鰻はどんどん食べにくい魚になるのでは、、、
と思っていたところ、
実は最近、長らく謎だった鰻の繁殖方法が判明し、
完全養殖に国や企業が取り組んでいる、というニュースがありました。
ぜひ、成功して商品化までいってもらいたいものです。
そんな鰻ですが、完全養殖が難しいだけでなく、
そもそも、稚魚から成魚まで育てるのもかなり難しいそうです。
それは、すぐに病気になってしまうからだそうです。
鰻ってとてもデリケートな魚なのです。
皆さん、鰻が病気になる原因はなんだと思いますか?
これは以前、鰻の養殖業社さんから直接聞いたことなのですが、
餌のやりすぎと、生け簀の中に詰め込みすぎるから、だそうです。
つまり、食べすぎとストレスです。
これってヒトと同じですね。
だからその養殖業者さんは、
餌の量と環境を適切にするだけで鰻は健康になるよ、
と言われていました。
ヒトも同じで、食べすぎに注意し、
環境を整えると健康になるので、
なるほど!と思ったのを覚えています。
ちなみに、土用の丑の日は夏に2回来る年もあるそうで、
今年は8月4日も土用の丑の日だそうです。
そこではぜひ鰻を食べて、
この夏を乗り切りたいところです。