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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

選手の熱には治療家の熱を

昨日3年生は卒業試験を受けていたため

臨床実習は実施していません。

とはいえ、3年生の実習がなくてもなんやかんや

実習担当教員は選手たちのケアのため予定が合えば

出来る限り実習先に治療に赴いています。

自分も昨日茨木キャンパスのサッカーコースへ

1人で治療に出ていました。

実習がない日の治療は事前告知をしていないので、

いつも人数は少なめなのですが、翌週にFC、

CLUBの2チームとも全国大会の出発を控えた

選手たちが普段の実習と変わらないくらいの

人数で調整や治療のために治療を行なっている

トレーナールームを訪れてくれました。

普段5〜6人の3年生で診ている人数を1人で診るのは

ブログ用の写真を撮る余裕もないくらい

バタバタしましたが、痛みを限界まで我慢して

訪れた選手が治療後起き上がり動作確認をして

「動ける!またサッカーができる!」と

嬉しそうにする姿を見ると疲れも吹っ飛びました。

選手の治療をお腹を鳴らしながらノンストップで

行ってようやく落ち着いたのは17時過ぎでした。

誰もいないトレーナールームで1人達成感に浸り

ブログの写真撮れてないやん!とそこで初めて

今日の治療のハイライトが走馬灯のように

頭の中を駆け巡っていきました。

全国レベルのアスリートコースの選手に対して

学生のうちから治療が行える実習というのは、

カリキュラムの目的としては鍼灸学科の学生の

臨床能力を上げるための実習にはなるので、

実習中は鍼灸学科の学生たちが安全かつ適切な

治療及びカルテ記載が行えているかという点を

注意して監督しているのですが、治療者として

選手たちに接すると、治療を受けにくる選手が

サッカーを続けることを本当に大事にしていて

痛みや動きづらさがそれをいかに阻害しているか

という選手たちの熱をダイレクトに受けるので、

治療技術だけでなく、その熱を感じて選手のために

自分の知識、技術をもって応えたい!という

精神的な経験も得られる実習だと改めて感じました。

来週の実習はまさに全国大会出発直前の一番

アツイ選手たちを治療することになります。

来週茨木サッカー実習担当の3年生たちは

その熱にしっかり応えていきましょう!

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