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2022.07.28
トータル美容専攻「実践⑥」

トータル美容専攻、前年度後期から1年間かけて

おこなってきた授業も今回で最後です。

 

最後の講義をご担当いただくのは東京の恵比寿に

店舗を構えるAcu-pa鍼灸院の三好秀明先生です。

 

 

以前三好先生が技術コンサルをされている

59LABという治療院へお伺いしたのは

この講義の依頼のためでした。

(その時のブログはこちら

 

三好先生はトリガーポイント治療という

凝りや痛みを引き起こす原因となる部分への

治療方法をベースに、美容にも治療にも使える

触診と刺鍼のやり方を教えてくださいました。

 

 

デモンストレーションでは食いしばりに対して

使いすぎて硬くなった噛み締める筋に

ズーンという鍼特有の響き感覚を与えて緩めます。

 

強く刺激しすぎるとだるくなってしまうこともあるので

注意が必要だと刺激量にたいしても注意をされていました。

 

今回は凝っている場所の中でも特に原因となる場所を

探して鍼を当てる、という練習を実技で行うこととなり、

顔以外の比較的治療ポイントを探しやすい

首や背中でお互いに練習をしました。

 

 

なかなかポイントが見つからない学生や、

これで良いのか不安な学生に一人ひとり

指導してくださいました。

 

この筋肉を緩めるポイントを見つけて適切に

刺激をする、という技術を身につければ

筋肉の凝り、疲れを緩和する「治療」にも

使えますし、例えば口角を下げる筋肉を緩めると

口角を下に引っ張る力が弱まって口角が上がりやすくなる

「美容」にも使える強い武器となります。

 

日々臨床に携わっている先生の経験から話される言葉や

鍼一本で動きやすさが変わる技術は

しっかりとした厚みを持って学生に届いたと思います。

 

三好先生、ありがとうございました。

 

このあとは、今回鍼灸実技をご担当くださった

6名の先生方と、今回は予定が合わずご担当

いただけませんでしたが、前回のトータル美容専攻で

鍼灸実技はご担当いただいた星山先生の治療院、

併せて7つの院からから臨床実習先を選んで

実際の臨床現場を経験してもらいます。

(4月に星山先生の治療院にお伺いしていたのも

この臨床実習の受け入れの依頼のためでした)

 

でもその前に前期末テストや3年生には卒業試験が

控えています。

実習を楽しみに試験を頑張るモチベーションに

なってくれたらとも思いますし、

試験の重圧から解放された実習に集中出来る環境で

たくさんのものを見てキャリアイメージを掴んだり、

講義と実際を結びつけるいいきっかけに

なってくれたらと思います。

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