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日常生活(ブログ)

鍼灸学科

生理学をもっと好きになる実習➂

今回は「聴覚」についての実験をご紹介。

年を取ると高い音から聞こえなくなってしまいます。

いわゆるモスキート音(蚊が飛ぶときに出るような

高い音)は年齢とともに聞こえづらくなってしまうので

中高生の中で生徒には聞こえるけど先生には聞こえない

モスキート音の通知音が出回ったとかなんとか……。

まずは自分がどのくらいの音域を聞けているのかを

測定し、そのあと様々な音域でどのくらいのボリュームから

聞こえるようになるのかというのを測っていきます。

午後の授業では自分の体を使ってデモを行ったのですが

「こんな感じで聞くんだよ」と自分が聞こえた

高音ギリギリの周波数でヘッドホンを置いて

説明を続けていると「先生音がうるさいです」と

学生から指摘が。

他の学生の顔を見ると同意の顔。

え……みんな……聞こえてるの?

しかも……一番後ろの席から指摘がくるくらいに……?

耳の老化って残酷なものですね。

そのあと、一定時間爆音で音楽を聞いてもらい、

聞こえる最小の音に変化があるのかを調べてもらいます。

授業中遊んでるわけじゃないですよ。それぞれのスマホで

好きな音楽をイヤホンをつけて爆音で聞いているので

実習をまじめに遂行してくれているんですよ。

めっちゃいい笑顔です(笑)

うるさい環境にいると耳が聞こえにくくなってしまう

「騒音性難聴」というものがありまして、

それを実感してもらう実験だったのですが

逆に聴力が上がっている学生もいました。

え?好きな音楽聞いて能力値上がるとかあるの?

自分自身は今年度初めてこの実習を指導しているのですが

人の体って不思議だなあって思う時間を

過ごさせてもらっています。

学生も同じ気持ちになってくれてると良いですね。

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