教員 桑原です。
先日、トルコ・アンタルヤで行われた世界鍼灸学会連合会(WFAS)世界大会に発表参加してきました。
この世界大会は、毎年世界各地を回って開催されています。2016年には日本で行われました。
その名の通り、世界中の鍼灸師が集まり、発表や講演が行われます。
また、日本では、見たことも聞いたこともない研究発表や、鍼灸にちなんだ治療器具などがお目見えしたりして、とても興味深いです。
今回個人的に興味深かったのは、各国の鍼灸の教育の違い、です。国によって、制度や資格で扱える範囲が異なりますので、おのずと修学年数も異なります。鍼灸と漢方を一緒に学習する国が多い中、日本の鍼灸師は漢方薬を扱うことはできませんが、その分、鍼灸に特化でき、その専門性は他国よりも高い印象があります。
日本人の参加は、およそ15名程度。発表・講演の数はポスター発表が5題と、口演が2題、でした。
ポスターも口演も、当然英語で行われますので、日本での学会よりも準備が大変です。
発表を見る、聞くのも、慣れない英語で大変です。
履正社では、来年度から「スポーツ外国語学科」がスタートしますが、スポーツに関する仕事でなくても、英語はもちろん大事。英語がもう少しまともなら、もっと多くを把握でき、得るものも多かっただろうなぁと思いました。