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2021.10.06
履正社のテニス専攻って、どんなことを学べるの?(その3)

テニス・ソフトテニスコース、テニス専攻教員・久留広平先生に、テニス専攻の授業やご自身のプロ選手時代の経験についてお伺いしたこれまでのインタビュー。
最終回は久留先生の、学生たちへの想いについて。

 

<前回の記事はこちら>

履正社のテニス専攻って、どんなことを学べるの?(その2)

 

「つらいときこそ、あと少しだけ頑張ってほしい」。

 

――実技授業の後、学生のみなさんにお話を聞いていたら「履正社に来てから、精神面が鍛えられた」「ポジティブに考えられるようになった」と言っていたのが印象的でした。
私自身テニスコーチをしながら選手として試合に出ていましたが、メンタルは当時からずっとテーマになっています。自分も、コーチとして指導していた生徒も、試合に負けた原因を考えるとやはりメンタルが大きく左右しているんですね。試合だけじゃなく、日々の練習や授業を受けるときも心の整え方は大切です。学生の中には疲れていたり、体調が悪かったりしてどうしても授業に身が入らない時もあります。そんなとき、「眠いかもしれないけど、あと少しだけ頑張れば面白い話が聞けるかもしれないよ」とアドバイスすることもあります。つらいときこそ「もうちょっと頑張ってみようかな」とポジティブにとらえ、切り替えができるようになれれば、試合にも活きてくるのではないかと考えています。

 

――先生は学生のどんなところを見ているんですか。
表情はもちろんですが、キリッとした目をしていても、足さばきや指先まで見てみるとそうじゃなかったりするときがあるんです。パッと見ただけで判断するのではなく、声をかけたときの反応とか、いろんな様子から学生の状態を意識するようにしています。年が近いのでプライベートな悩みを相談されることもあり、プレーに影響していたんだな、と後で知ることもあります。

 

――学生に身につけてほしいことは?
ただテニスがうまくなればいいというだけでなく、人として成長してほしいです。スクールでコーチをしていたころは、コートを離れたら生徒とのつき合いはそこで終わり、でも良かったんですが今は違います。教室に行けば学生が授業を受ける様子も見られるし、相談を受けることもあります。そういった機会がある分、少しでも自分にできることはないかな、と考えています。

 

――プロ選手として活動していた、ご自身の経験は活きていますか。
そうですね……テニスって、ジュニアで日本一だった人が大人になっても日本一、とか「小さいころから強い人がずっと強い」ことが多い世界なんです。そんな中、私は遅咲きで、後から上手になったタイプなので、できない人の気持ちはわかるかな、と。しんどいけど頑張って練習すれば、少なくとも私ぐらいにはなれることを示してあげられたらと思います。

 

――先生が一番身近なロールモデルですね。
私がお手本とは言わないですけど、この学校に来るまでの話を聞いていると、自分と重なる部分があって。親御さんに「大学には行かないの?」「テニスコーチでやっていけるの?」と心配されたりとか。それでも「テニスが好きでどうしようもないんです」「テニスしかないんです」という生徒が多く、「うん、そうだね」と受け止め、共感しながら一緒に模索しています。

 

――教員になってからうれしかったことはありますか。
テニスに対して気持ちがくすぶってしまっていた子が、情熱を取り戻したときですね。学生のことを信じたくて見守っていたので、もう一度気持ちを奮い立たせてくれたときは「信じたことは間違っていなかったな」、とうれしく感じた瞬間でした。

 

久留先生、ありがとうございました!

 

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<広報Mの取材MEMO>
久留先生、テニス以外で好きな時間は?「猫が大好きなんですが家では飼えないので、猫欲を満たすために猫カフェに月2~3回行ってます」。