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2018.05.07
超高齢化社会とは?

今回、3年生の講義で「老年期の病気」について学んだ。この老年期は、世界保健機構(WHO)では65歳以降とされている。日本の総人口1億2671万人中、65歳以上の高齢者人口は3514万人と27.7%を占めて世界最高となります。そのうち90歳以上人口は206万人と、長野県の総人口(2,076,017人)に近い人数と知り驚きました。総務省統計局.平成29年9月17日

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、第2次ベビーブーム期(昭和46年~49年)に生まれた世代が65歳以上となる平成52年(2040年)には、35.3%になると見込まれている。

これだけの超高齢化社会となると、高齢者へのリハビリ対応人数も年々多くなっていくと推測されます。この高齢者の対応には、老年学の知識が必要とされ今回の開講となりました。

高齢者を理解するには、体験することが学びの要とされるので学生自身に過度の円背姿勢を設定し階段昇降や屋外移動を行いました。移動はじめは大変そうでしたが、時間の経過とともに必要最低限な労力での移動方法を見つけて実施していました。(さすが、理学療法士の卵です)

 

 

実施の翌日に、体験して感じた事や気付いた事を個々に文章化し発表を行った。

そこでは、円背姿勢での移動動作の分析や、その動作時のリスクの想起が多くありました。

どの報告も、今後の臨床につながる重要な知識の整理ができていて感動しました。

今回の体験は、理学療法に必要な積極的な思考をする良い機会となったと感じました。

これからも、この深く思考する姿勢が続いていくように工夫し援助していきたいと思いました。

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