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日常生活(ブログ)

理学療法学科

PTへの成長

先日、ブログでお知らせしていた総合実技試験が11/26に実施されました。

この試験は、9:00~18:00の長時間にわたり7分野の実技を順に受験していくものです。

この実技7分野は、理学療法治療学演習という科目で、その内訳は、検査測定が4分野と、治療法が3分野となります。

検査測定分野には、①ROMテスト(関節の可動域測定)、②MMT(筋力測定)、③形態測定・生理機能検査(身体各部分の太さや長さや重さなどを測定・呼吸器や循環器の状態の検査)、④神経学的検査(脳神経や脊髄神経や筋肉やそれまでの神経の状態を検査し、運動麻痺や感覚障がいや筋肉の緊張異常や反射反応の異常などを検査)があります。

治療分野には、①運動療法(徒手や機器を用いて身体に負荷をかけて運動機能の向上をさせたり、筋肉や神経などに刺激を入れて運動機能の回復をさせるなどの治療)、②物理療法(身体に温熱、寒冷、電気刺激、光線などの物理エネルギーを加えることで、生理的生化学的変化を起こし、血液循環の改善、筋の緊張や痛みを除去、軽減する治療)、③ADL(食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的な活動の指導と治療)があります。

上記の7分野は、全て患者さんの治療に必須となるので、学生達は充分な練習をして実技試験に臨んでいました。

しかし3年生の実技試験は、実際の患者さんを想定した設定となるため方法が分かっているだけでは合格ラインには届きません。疾患の知識や各項目の検査測定や治療の意義・目的が分かって施行できることが必要となるので、学生達は苦悶し受験をしていました。

この必要な苦労をより強く感じ、練習を多くした学生は将来、患者さんから必要とされる理学療法士になっていきます。

今回、受験学生の"真剣なまなざし”から将来の有望性を強く感じました。

これからも、より高みを目指して学生と共に頑張って参ります。

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