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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

3年ぶりの出会い。高等学校の出張授業で感じたこと。

こんにちは、学科長田中です。

先日、兵庫県立村岡高等学校で3年ぶりの出張授業を行いました。

村岡高等学校は兵庫県北部、香美町という地域にあります。

豊かな自然と名水に囲まれて、近くには県下有数の源泉かけ流しの村岡温泉、湯村温泉など多くの観光名所があります。

今回、担当教員である西村先生とは3年ぶりの再会でした。

授業前と休み時間には気さくに、和やかにお話をさせていただき、大変良い交流、親睦ができました。

さて、今回は地域スポーツ専攻、1年生12人が対象。

いただいているテーマは『医療トレーナーの業務』でした。

1限目は授業形式で、我が国全体や兵庫県北部の医療の現状、トレーナーについては我が国の現状と国際比較を行い、現状を話しました。

話の中で生徒が関心を持ったのは、兵庫県は医療産業や年齢別人口構成など、社会保障にかかわる様々な意味で、日本の縮図といわれている事。

香美町は高齢化比率が高く、2025年問題の説明と今後この地域でどのような事が発生することが想定されるのか、自分が住んでいる身近な例をあげると、目の色が変わっていました。

そのため、2限目は脳卒中のマヒの患者さんの運動機能訓練指導の実習に変更。

17歳の子供たちに20年後、30年後の社会の現実を伝えるには少し戸惑いましたが、ここにいる12名は医療に関心がある子供ばかり。

医療国家免許者がこれから果たす様々な役割が大いに期待されている。

スポーツのケガを治療することも大事だが、多くのお年寄りを少しでも長く元気にさせるか、運動や活動率を上げる運動機能訓練指導をするのは、医療国家免許者、特に柔道整復師、理学療法士、鍼灸師だと力説し、校舎を後にしました。

西村先生も授業を聴講していただき、大変な感謝を頂きまして、こちらこそありがとうございました。

またお呼びいただけたら光栄です。

村岡高等学校の諸君も熱心に授業も実技も取り組む姿は素晴らしかったです。

ぜひ、医療の分野にこられてスポーツ医療を得意技としつつ、地域の高齢者がどんどん元気になるよう、持ち前の技術と能力で、日本一の健康地域を作り上げてください。

今後の皆さんの活躍を期待します。

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