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日常生活(ブログ)

柔道整復学科

履正社柔整の人 -西口侑冶の足跡-

こんにちは、学科長田中です。
写真にあるのは鳥取県出身、現在3年生の西口侑冶(ゆうや)だ。

私が彼と出会ったのは2014年、彼が高校3年生、球児最後の夏が終わった直後だった。

ある人の紹介で甲子園出場経験もある、名門の鳥取県立鳥取商業高等学校野球部を訪問した。

面会したのは野球部の渡邊監督。その渡邊先生が柔整を目指している部員がおり、一度話が聞きたいという情報での訪問であった。

当初、鳥取商業高等学校の野球部監督さんとの面談、私もかなり構えて伺ったところ、渡邊先生は非常に気さくで腰の低い印象で、少し安心したのを覚えている。

『柔整を考えているのは西口というのですが、ベンチメンバーではないのに、なかなかの努力家でいつも全力で取り組んでいる。この前、返球が顔にあたり、あごの骨が折れてしまって大手術で大変だったんです。これじゃあ、退部も仕方ないと思っていたのですが、彼は投げ出すどころか、チームメンバーと同じメニューで最後までやり抜く、力を抜かない、、絶対やめないと言いきりました。根性はピカイチです。あっ、今グランドにいるので、呼びます』

どんな生徒なのだろう、鳥取商業高等学校の野球部、メンバー外れてもケガでも屈しない、ガタイも根性もすごいんだろうな。と思いを巡らしている時間もつかの間、彼は現れた。
『失礼します、西口参りました』

〝えっ、ホソ、キャシャ〝 正直な印象だった。

しかし話すにつれ、彼がぶれない軸で進路を選んでいることが分かった。将来はケガで苦しむ野球選手の治療にあたりたいという。

高校時代から周りに好かれるキャラであったが、初めての下宿生活、親御さんは少し心配されていたが、入学後、クラスメイトからいじられる性格で、すぐに多くの友人ができ、担任福田先生との関係も良好だ。しかも成績はトップクラス。

11月3日と4日、今年は大阪で開催された、日本柔道整復接骨医学会学生発表の部では、堂々とした様子で発表した。タイミングよく釜谷校長とのショットもとれた。

そんな彼もあと4か月ほどで巣立つ。
就職先に選ぶ医療機関は、野球の治療を専門とする病院か、接骨院を探している。ここも彼のぶれない軸の延長にある進路の方針だろう。

最後に、兄の姿を求めたのか、来年4月には鳥取商業野球部の後輩である、3歳下の弟、皓稀(ひろき)君が入学してくる。同じく野球部からもう1名入学する予定だ。

侑冶君、いつの日か母校の野球部のために、身につけた能力を発揮し、後輩を甲子園に導いてほしい。

君の活躍を私は心から願っている。

※主旨を変えずに、筆者の責任で若干内容を加工しています
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